占星術の歴史は数千年前のメソポタミア文明に遡ると言われます。そしてメソポタミアから、アラビア、そしてギリシア、インド、中国など、世界中に広がっていきました。
季節の移り変わりに何が起きるか、人の誕生から死ぬまでに何が起きるか、天体の動きを見ながら、膨大なデータを取り、一つ一つを紐解き、体系化して今の占星術があります。
実際に、広大な宇宙の中の小さな小さな存在である地球は、常に宇宙からのさまざまな影響を受けています。
分かりやすい例として、月の満ち欠けの人に与える影響は聞かれた方もいると思いますし、満月や新月のサイクルと、事故や事件、天災との相互関係を調べた研究結果も多くあります。
数千年前に、その影響を微細に感じ取りながら、観測しながら、データを取りながら、計算しながら、一つ一つを記録に取り体系化する作業は、どれほど気の遠くなるような作業でしょうか。
昔の天文学者は、天体観測者であり、統計学者であり、科学者であり、未来予測のメッセンジャーであり、医師であり、哲学者であり・・・というマルチな役割を担っていました。
昔の、と書きましたが、今も、人が宇宙の中で生きている限り、その影響は変わることはありません。
西洋占星術では人が生まれた瞬間の、空の星の運行を表す「ホロスコープ」をもとに、その人の持って生まれた特質や、可能性、過去に起こったできごとの意味、そしてこれから起こり得ることなどをみます。
そこに現れる人の姿は千差万別で、その違いがとても美しいのです。
いつも、
ホロスコープをみるたびに
一人一人の中にある
無限の奥行きを持つ宇宙を見る思いがしています。
星読み
